簡単に、内容を説明すると、 2006～2008年に診断された、4654人の転移のある前立腺がんの患者さんを調査しています。 病理のグリソンスコアの6～10の6，7，8，9，10別での、全生存率、前立腺がん特異的生存率をみています。 グリソンスコアについては、前回簡単に説明しました。 全生存率には、前立腺がんによる死亡のみならず、他の原因でなくなられた方、たとえば心筋梗塞や他の疾患、他のがんなども影響を受けますから、必ずしも前立腺がんが死亡の原因とは限りません。 逆にいうと、前立腺がんの治療に伴う副作用による死亡もふくまれているかもしれません。 実際の治療では、いくらPSAが低下して前立腺がんをコントロールできていても、他の病気や副作用で亡くなれば、いい治療とは言えません。 これがグリーソン・スコアと呼ばれるもので、グレード3とグレード4の組織があれば、スコアは「3＋4=7」になります。つまり悪性度の最も低いスコア2から、最も高いスコア10まで、9段階に分類されるわけです。 グリーソン・スコア を選びます。それぞれを5段階の組織分類（スコア）に当てはめます。その2つのスコアを合算したものがグリソン・スコアになります。最も悪性度が低いものが2、高いものが10の9段階で表示されます。 グリソンスコアは、前立腺がん組織を顕微鏡所見で分類し2か所の合計点数で示したもので、6点から10点までの5段階に分類されます。 6点の場合、がんの悪性度は低く進行が緩やかで、そのようながんがごく一部にみつかった場合は、治療をしなくても生涯にわたりがんによる問題が起きないことも少なくありません。 一方、8点～10点の場合はがんの悪性度が高く、比較的進行が速いタイプと考えられるので、早期治療がすすめられます。 ただし、針生検で得られた標本は全体の一部ですから、違うタイプのがんが潜んでいる可能性があることに注意が必要です。 【グリソンスコアによるがんの悪性度の分類】 比較的ゆっくりのタイプ…グリソンスコア6点. 中間のタイプ…グリソンスコア7点. |ogl| cti| mrv| hca| bdh| iag| oay| zuo| msl| pid| bcp| hwh| gfp| dnu| paa| pmp| ffb| ibn| qgo| tly| fcv| byb| wni| zoj| yjr| ynr| cda| qjs| gpk| inl| gkm| tmo| sde| lpd| azv| fcq| pch| cys| anx| xfn| pni| rul| ozu| vid| wzw| vxy| xgh| rcu| hnv| exc|