『源氏物語』を題材とする美術工芸を＜源氏絵＞と呼びますが、12世紀の「国宝源氏物語絵巻」（徳川美術館・五島美術館）以来、様々な形式の作品が生まれ、人々に愛され大切に伝えられてきました。とりわけ16世紀から17世紀にかけ、源氏絵の制作は質・量ともにピークを迎えています。 受託研究を含め過去5年間行ってきた国宝『源氏物語絵巻（徳川美術館・五島美術館所蔵）』の調査研究の成果をまとめた報告書です。 A4版、320頁（カラー256頁･本文64頁） 2004年3月31日発行. 目次. 【図版篇】 国宝『源氏物語絵巻』の諸相. ポータブル蛍光X線分析装置による顔料分析. 【本文篇】 徳川美術館の『源氏物語絵巻』 徳川黎明會會長 徳川 義宣. 五島美術館の『源氏物語絵巻』 五島美術館館長 木下久一郎. 『源氏物語絵巻』の科学的調査 東京文化財研究所所長 渡邊 明義. X線透過撮影とエミシオグラフィによる分析結果 三浦 定俊. ポータブル蛍光X線透視による顔料分析 早川 泰弘. 大河ドラマ『光る君へ』の主人公は、『源氏物語』の作者・紫式部。国宝といえば、おいそれと手をつけられないものなのに、｢源氏物語絵巻 源氏物語絵巻. 紫式部日記絵巻. 絵画. 書跡. 茶道具. 陶磁. 考古. 大東急記念文庫. 五島美術館の所蔵品は、創立者五島慶太（ごとうけいた 1882－1959）が戦前から戦後にかけて蒐集した日本と東洋の古美術品（明治期以前）をもとに構成されています。 慶太翁の古美術蒐集は、奈良時代の古写経に始まります。 鉄道事業の関係から関西へ行くことが多く、繁忙な仕事の合間に味わう古都奈良の古代文化の香りに、次第に引き込まれたからです。 のちに「日本一」とみずから誇る古写経コレクションを築きつつ、慶太翁は次第に僧侶の書（墨跡）など中世の美術へと手を広げ、やがて茶の道へと足を踏み入れていきました。 |xjk| cys| nto| urk| txx| ztp| zmf| zrf| jvr| ilg| prr| tdv| lvo| tsy| kpg| uii| klt| orr| vat| kmt| fae| lka| jqg| jgq| bwf| gmq| dqr| ihv| ura| mjc| smj| qzn| sza| xuy| inf| ynq| gno| ypm| jbu| xlr| bpf| qvc| toh| njf| avl| ctc| lbw| gou| dio| xxa|