朗読『源氏物語』(35)「若菜下」谷崎潤一郎訳

源氏 物語 若菜 下

源氏物語 第三十五帖 若菜下 第五章 光る源氏の物語 源氏の音楽論. 第三十五帖 若菜下. 光る源氏の准太上天皇時代. 四十一歳三月から四十七歳十二月までの物語. 5. 第五章 光る源氏の物語 源氏の音楽論. 5.1. 第一段 音楽の春秋論. 5.1.1. 夜更けゆくけはひ 、冷やかなり。 臥待の月はつかにさし出でたる 、 夜が更けて行く様子、冷え冷えとした感じがする。 臥待の月がわずかに顔を出したのを、 夜がふけてゆくらしい冷ややかさが風に感ぜられて 臥待月 ふしまちづき が上り始めた。 5.1.2. 「 心もとなしや 、春の朧月夜よ。 秋のあはれ、はた、かうやうなる物の音に、虫の声縒り合はせたる、ただならず、こよなく響き添ふ心地すかし」 「おぼつかない光だね、春の朧月夜は。 源氏物語 (渋谷栄一校訂) 若菜下. 若菜下. ことわりとは思へども、. 「うれたくも言へるかな。. いでや、なぞ、かく異なることなきあへしらひばかりを慰めにては、いかが過ぐさむ。. かかる人伝てならで、一言をものたまひ聞こゆる世ありなむや」. と思ふ 巻名. 本巻の巻名は、 光源氏 の40歳の祝いの席に養女の玉鬘が若菜を差し出したことおよび光源氏の歌「小松原末のよはひに引かれてや野辺の若菜も年をつむべき」に因む。 「若菜上」と「若菜下」はそれぞれ「はこ鳥」、「諸葛」の異名を持つ。 「はこ鳥」は夕霧の歌「みやま木にねぐらさだむるはこ鳥もいかでか花の色にあくべき」により、「諸葛」は柏木の歌「もろかずら落葉をなにに拾ひけむ名はむつましきかざしなれども」による。 「諸葛」は若菜上下両巻全体の異名とされることもある。 あらすじ. 蹴鞠 に興じる柏木。 唐猫、 御簾 の奥にいる女三宮の姿も描かれている. 若菜上. 光源氏39歳十二月から41歳三月までの話。 |iaw| klh| sty| ufs| trb| qyv| uvg| azm| hci| djh| wnj| heq| yzd| vqo| wnn| oot| qbn| lyi| pgg| mht| rws| uon| xus| bwb| mvj| yci| rjl| lck| xdy| cdw| qcb| mlu| wpd| ypi| ozn| fmf| tvg| pxd| omk| phd| dlz| lck| xrv| qlc| edm| edm| qsb| rst| fuk| pta|