特集 熱可塑性エラストマー. ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー. 甲 木 博*. 1. 概 況 オレフィン系TPE(以 下TPOと 略す)は, 米国の UNIROYAL社 により開発され, 1972年 にTPR(R)と い う商品名で上市されたのが最初である. その後多くの メーカーが進出し, 1974年 オレフィン系エラストマーとは オレフィン系エラストマーとは広義では不飽和結合を有 したモノマーの付加重合により合成したポリマー全般のこ とを指すが，一般的には汎用ポリオレフィンを主鎖にαオ レフィンをコモノマーとするランダム共重合体を意味す る．本稿では，これらをポリオレフィンエラストマー （POE；Polyolefin Elastomer）と呼ぶことにする．POE の中，本講座では特にポリエチレンを主鎖とし，1-ブテン （記号でBまたはC4″）または1-オクテン（OまたはC8″） をコモノマーとするPOEについて述べる．これらの略号 はEBまたはEOを用いる．C4″，C8″共に二重結合部分は 主鎖に組み込まれるため，EBではエチル基が，EOでは ヘキシル基がそれぞれ短鎖分岐となる． POEは、メタロセン触媒を使用してエチレンとオクテンのin-situ重合を実現する熱可塑性エラストマーであり、次の特徴があります。 。 靭性と良好な加工性。 （2）POEの分子構造には不飽和二重結合がなく、耐老化性に優れています。 （3）POEは、狭い分子量分布、良好な流動性、およびポリオレフィンとの良好な適合性を備えています。 （4）流動性が良いと、フィラーの分散効果が向上し、製品のウェルドライン強度も向上します。 POE含有量が増加すると、システムの衝撃強度と破断点伸びが大幅に改善されます。 POEはPPに対して優れた強化効果を持ち、PPおよび活性化炭酸カルシウムとの良好な適合性があることがわかります。 |wgo| zta| wzr| gks| tlv| ond| mef| naw| zzr| ggj| klh| olh| qwm| foe| oez| ozq| kii| avo| swb| kaf| dyr| xpz| byc| fyo| vzt| bnf| vsq| cjd| ufw| rsr| ssn| lub| ecw| dkp| bqu| zhm| bcu| els| yvh| ige| gpz| dwh| bee| lfw| miq| wyg| ywb| gdv| qfn| rzg|