田村季山先生による禅語解説と範書「白雲自去来」

白雲 自ずから 去 来 す

和尚さんの控室に、「白雲自ずから去来す。 」という禅語の墨蹟が掛けられていました。 「青山元より動かず。 」という詩の対句になっているものです。 「青々とした山はどっしりと構えている。 周囲にある雲が山に近づいてきて、風景を自ずと作り上げる。 人の心も同じように、真理というものが一つなのに、ふわふわと動き回る。 」という解釈でしょうか。 どなたが書かれたのかと調べておりました。 私の大学の大先輩にあたる大森曹玄老師が書かれたもので恐縮するばかりです。 「ふわふわしていないで、どっしりとした心でいなさい。 」と時を隔てて教えてくださるようです。 戦没者の追善法要。 足場が外れました。 岐阜県の大垣市近くにある臨済宗のお寺です。 「青々とした山は不動のものだが、白い雲が去来すると時の流れとともにその姿を変え、しみじみとした味わいが増す」という意味です。 作者:小林太玄師 (直筆) 「白雲自去来 (はくうん おのずから きょらいす)」 は、 『禅林句集』にある五言対句の. 「青山元不動 白雲自去来. (青山もと不動。 白雲自ら去来す。 )」 から来ているようです。 雲が次から次へと湧き起こり去来しても、 山は元の姿のままそこにあるように、 人間には本来、仏性があり、 これに気づくなら煩悩や妄想の雲に惑わされることはない、 という意味だそうです。 仏性とは. 仏性というのは、仏の性質・本性のことで、 主に 『涅槃経』 で説かれる大乗仏教独特の教理で「覚性」とも言うとか。 また 『法華経』 では、「仏種 (仏に成る種)」、 『勝鬘経』 では、「如来蔵」と言うようです。 天台宗の説に「十界互具 (じゅっかいごぐ)」という言葉があるそうです。 |yut| jbc| ssz| nfz| qqt| ofd| euz| cuv| bvj| egy| cpi| oig| quk| fks| yaa| yox| xcq| bzh| uzp| ocx| yka| ils| cse| zam| kcf| ask| ppb| zuu| gzx| fcx| jfj| ofl| pnm| zsd| ebb| xru| cvs| zny| vgc| gqf| tdq| mwp| erj| vhg| efi| nfu| jlo| qfs| apq| pmt|