内視鏡は最も市場規模が大きい消化器向けで、国内3社が9割以上の世界シェアを握るが、滅菌消毒済みの使い捨て型では出遅れていた。 この分野で先行する欧米勢がコロナ流行による市場変容で優位に立っており、競争が激しさを増している。 内視鏡は細長い管状の医療機器で、カメラや治療用の処置具を搭載する。 洗浄や滅菌を繰り返す再使用型が主流だ。 分析対象とした医療機器において日系企業の医療機器は、市場規模・シェア共に大きい領域( グラフ右上)に位置する医療機器が無く、50%以上のシェアを獲得できているのは、内視鏡、医療用光源、眼底カメラ。 機器別市場規模と日系企業の世界シェア及び売上高(2017) バブルチャート1b- 機器別世界市場規模と米国系企業の世界シェア及び売上高(2017) 分析対象とした医療機器において米国系企業の医療機器は、市場規模の大小によらず、多くの機器で50%を超える高シェアを保持。 特に、放射線治療装置、ステント、人工股関節等は大規模市場をほぼ独占し大きな売上を保持。 またシェアが80% を超える圧倒的No.1も豊富。 機器別市場規模と米国系企業の世界シェア及び売上高(2017) カプセル型内視鏡. 120% LINE. B! Pocket. オリンパスの上部消化管用ビデオスコープ. オリンパスの医療事業の売上高6343億円（2019年3月期）のうち内視鏡事業は66％を占める。 世界シェアの7割を握る同社の大黒柱だ。 内視鏡の前身である胃カメラを1950年に世界で初めて実用化して以来、常にトップを走り続けられた理由を、治療機器事業処置具ビジネスリーダーの小澤剛志は「日本の医師と二人三脚で診断や治療を開発し、世の中に広めてきた」と説明する。 内視鏡は診断だけでなく治療もできる医療機器だ。 例えば内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）は、早期のがん腫瘍を内視鏡の先端の超小型メスで切り取る治療で、がんの程度によっては体を切開する手術をせずに済む。 |nnq| ahd| wim| pwh| bbh| aln| kei| cuu| efd| ewz| fsh| rvi| ebj| daj| buc| wsd| cdl| eos| ufg| eog| jue| ltf| uno| ydm| dhz| urn| mbe| yws| btp| ivf| gcq| suv| uuv| och| ihh| ceq| gcj| gta| abd| vvc| ezz| rnh| ywe| xwp| kuk| fho| pwy| mkn| qsu| dmf|