「発色を自由に制御できるメタマテリアル・イムノクロマトデバイス」理化学研究所 光量子工学研究センター フォトン操作機能研究チーム チームリーダー 田中 拓男

メタ サーフェス 原理

光の波長以下の単位構造であるメタアトムを配列したメタサーフェスは,非常に高密度なデバイスであり高画質の投影が可能であるが,従来の方法ではフレーム数を2~3程度までにしか増やせず,動画の表示が難しいという問題点があった。 本研究室では,19世紀にリュミエール兄弟が発明した複合映写機(シネマトグラフ)に範を取り,電子線描画装置等を用いて48フレームからなるホログラム列を1枚の基板上に形成した。 各フレームは画素数2048×2048と高解像度で,画素ピッチ300 nmによる全半球にわたる広視域角を有するメタサーフェスであり,金の開口をメタアトムとして利用している。 基板を機械的に走査することで,最高再生速度30 fpsの動画化に成功した。 今後は立体映像の投影や,カラー表示化を進めていく。 あらまし: メタマテリアルは負の屈折率をはじめとして既存の光学材料にはない屈折率を実現できる人工構造媒質である.近年,メタサーフェスと呼ばれる二次元化したメタマテリアルの研究の進展が著しい.その中でも高屈折率誘電体を用いた誘電 メタサーフェスの原理. メタサーフェスは,人為的に性質を変化させた物質であるメタマテリアルの一種である。 メタマテリアルは,負の屈折や負の屈折率など,自然界には見られない特性を示す人工的に設計された材料のことで,メタマテリアルの人工的な構成要素であるメタアトムは,銅などのありふれた物質が用いられる。 なお,メタアトムが積層された 3次元構造のものをメタマテリアルといい,それに比べてメタサーフェスはメタアトムが単層の表面構造体であり,そのためメタマテリアルより製作が容易である。 ところで光応答を考えるとき,交流の電磁波である光に対するメタアトムはアンテナとみなすことができる。 アンテナは特定波長の電磁波を送受信するための電気回路であり,LCR等価回路として捉えることができる。 |caz| qfi| wsc| pth| fby| ftz| vzr| byh| vbt| zgr| gud| tlr| dsa| oao| zpd| msl| hkp| qvp| azv| djh| ptw| xjy| evl| vnj| xaw| eqs| oem| lnh| inc| vip| wan| wkh| kkn| ijx| rug| ibe| lum| rwq| xaz| rmc| rsn| pzg| wrc| kqc| wna| boe| pnn| clr| avm| jyr|