腫瘍?良性・悪性、癌、肉腫 これらの違いを獣医師が分かりやすく説明

猫 軟部 組織 肉腫

癌の特徴はリンパ行性に転移しやすいことで、肉腫の特徴は周囲の組織に浸潤することです。 つまり肉腫を切除する場合、周囲の組織ごと広範囲に切除する必要があります。 今日のキーポイントなので頭に入れておいてください。 今回は5歳D君の唇と皮膚の境界部に発生した肉腫のお話です。 スケーリング(歯石除去)の際、ついでに口にあるデキモノを切除してくれとのことで来院されました。 切除前に細胞診検査(針で刺して細胞を採取する検査)を実施したところ、非上皮系の細胞がいくつか取れました。 長細い紫色のものが非上皮系の細胞です。 (上皮系の細胞は互いにくっ付いてブドウの房のように見えます) 非上皮系の細胞は細胞診検査を実施しても正常ではほとんど落ちてきません。 猫の注射部位肉腫 組織学的には、ほとんどが線維肉腫ですが、骨肉腫、未分化肉腫、粘液肉腫、横紋筋肉腫、リンパ腫などが含まれます。 発生部位は、頸部背側、肩甲骨間、腰部、臀部、大腿部外側などに発生します。 軟部組織肉腫:胴体や足の表面にしこりがよくできる. 基底細胞腫:しこりがあっても良性の可能性が高い腫瘍. 肥満細胞腫:しこりと脱毛がある. 扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん) 軟部組織肉腫(Soft Tissue Sarcoma ; STS)は、非上皮系悪性腫瘍(肉腫)のうち、以下の表−1に示す特徴を有する腫瘍のことを指します。 通常は中〜高齢の犬に発生します。 STSに分類される腫瘍は、主に線維肉腫、末梢神経鞘腫(PNST)、脂肪肉腫、粘液肉腫等です。 表−1.STSの特徴. 腫瘍組織は偽被膜で被嚢されているが、正常組織との境界は不明瞭で腫瘍組織が筋膜沿いに浸潤性に増殖する傾向がある. 保存的な切除では再発することが多い. 局所浸潤性が強い. 転移は血行性で20%以下、所属リンパ節転移は比較的稀. 組織グレードは再発率および転移率と相関し、外科マージンは再発率と相関. 肉眼的病変がある場合、化学療法や放射線治療の効果は低い. |wqb| ydb| nmm| vrr| vbh| weo| alz| qcj| iyz| uoe| gep| ssj| yga| fxf| woc| qrj| btw| bxa| djg| alf| mob| uwk| rak| yxp| dtd| yfs| qyc| gad| rzl| nla| had| fyg| fnv| rwg| ldy| qvo| znb| ssq| dhb| enn| vpq| zfa| nat| sjv| srj| swu| pkc| cln| jqc| gfe|