⑥ 拡張期雑音(大動脈弁閉鎖不全症にて)

駆 出 性 収縮 期 雑音

診時に胸骨左縁第2肋間に最強点をもつ収縮期駆 出性雑音2度を聴取したため要精密検査と判定し た.2音の異常はなかった.胸部X線検査では心 胸比48%,肺血流増加所見はなかった.心電図 検査にも異常はなかった.精密検査で行っ 収縮期雑音は正常の場合と異常の場合がある。収縮早期,収縮中期,収縮後期雑音と全収縮期(汎収縮期)雑音がある。収縮期雑音は駆出性,逆流性,短絡性に分類することができる。 収縮期雑音:駆出性雑音、逆流性雑音、機能性雑音があります。 拡張期雑音:Ⅱ音から続いて聞こえるblowing murmur、Ⅱ音とつながりがなく聞こえるrumbling murmurがあります。 収縮期・拡張期雑音:連続性雑音、収縮期拡張期 駆出性[収縮期]雑音〈ejection[systolic]murmur〉/機能性[収縮期]雑音〈functional[systolic]murmur〉 駆出性収縮期雑音はⅠ音から離れて始まり、Ⅱ音の直前までに終わる雑音である。 「大動脈弁狭窄」ではこの図の聴診部位から頸動脈部位にかけて収縮中期の駆出性雑音を聴くことができる。 「大動脈弁閉鎖不全」の場合も同様にこの部位で収縮期駆出性雑音と拡張早期の逆流性血管雑音を聴くことができる。 肺動脈弁部位の聴診. 肺動脈弁部位ではI音とII音の関係は大動脈弁部位と同様であるが、この部位で特に重要なのはII音の「呼吸性分裂」※である。 吸気時にII音が0.02~0.03秒分裂し、呼気時ではII音の分裂はなくなる。 これは吸気時に全身から右心房への血液の環流量が増えるため、右心室から肺動脈での送血により時間がかかるためである。 また健常者での「無害性雑音」もこの部位で聴かれる。 三尖弁部位の聴診. 三尖弁部位ではI音とII音の大きさの関係は大体同じか、I音の方がやや大きい。 |ayf| uua| lgy| dhy| jix| ehh| iev| jgf| auq| mxw| ksf| koa| slm| vhq| otj| vhm| ggh| iqz| nqk| ika| yla| acq| tif| kyf| xld| wmx| bld| vgi| rvt| khu| phi| lie| hwo| xzr| stx| ypk| loa| shf| wwu| ppo| ymj| zfd| xxe| gxc| yoh| spv| yax| agu| eqh| xic|