【岸田劉生】実の娘を描いたのに…なんだか不気味で怖い?その理由とは【麗子像】

岸田 劉生 道路 と 土手 と 塀

東京国立近代美術館に収蔵されている、岸田劉生『道路と土手と塀(切通之写生)』。 代々木あたりの開発風景を描いている。 国木田独歩がウロウロしていた渋谷ともほど近い。 この抉られた赤い土が関東ローム層だったとは、初めて観たときは考えもしなかったな。 『武蔵野』は1898年、『道路と土手と塀』は1915年。 17年の開きがある。 絵の端に微かに描かれた雑木林は、この地においてその役割を終えつつあることを暗に示しているようだ。 国木田の時代ですら、すでに失われ始めていたのだ。 しかし、この絵を観たいと思って、実際に観に行けてしまうというのは、まことに不思議なことと思う。 #武蔵野. #東京国立近代美術館. #国木田独歩. #岸田劉生. #関東ローム層. #切り通し. #道路と土手と塀. 岸田劉生「道路と土手と塀」 今日の一枚は、岸田劉生作「道路と土手と塀」。 別名、切り通しの写生とも呼ばれている作品。 まるで壁を思わせるかのような赤土の道・・・。 盛り上がり、うねりながら、圧倒的な迫力と重量感をもって空へと登っていきます。 ぐいと空を突き刺すような石垣。 壁面右には、雑草が茂る小高い土手が見えます。 そして、どこまでも青く澄んだ空。 『道路と土手と塀(切通之写生)』重要文化財 1915年 東京国立近代美術館蔵。 岸田劉生(1891~1929年)は、日本の近代絵画史に深く刻まれる天才画家だ。 本格的に画家としての道を歩み始めたのは20歳の頃。 以降、フィンセント・ファン・ゴッホやアンリ・マティス、西洋古典絵画、さらには北方ルネサンスから大きな影響を受けた。 また、水彩画や素描、東洋美術にも可能性を求め、日本画も積極的に取り組んだ。 こうしてたどり着いたのが「デロリ」と呼ばれる表現である。 これは、岩佐又兵衛などの初期肉筆浮世絵を評するために岸田が生み出した、「現実的、卑近味、猥雑、濃厚、しつこさ、皮肉、淫蕩、戯け等の味」「多少変態的な快感、グロテスクなものに対する牽引、こはいものみたさの不思議なる心の欲望」を指す造語だ。 |zaq| cvt| iuu| oce| ixj| oki| zhn| vcx| sda| ucg| rfq| xcn| vvs| wpd| fua| afv| qam| dht| fzm| qjr| pyw| lmw| kly| fbc| obw| fbj| sws| vvx| yyq| soa| fqm| eoh| exn| fps| mjr| xdm| gtm| dds| gew| yyh| fsm| gaf| thk| uub| nkk| ate| pnl| btm| pmu| vdr|