聴神経鞘腫 中冨 浩文  東京大学医学部附属病院 脳神経外科

聴神経 腫瘍 術 後 後遺症

手術後に腫瘍の種類によっては治療方針を変える必要がある場合もあります。 治療. 良性の腫瘍ですので腫瘍の増大スピードはゆっくりしているものですから、腫瘍が小さい場合は手術を焦る必要はありません。 経過観察という治療選択もあります。 また病院によっては小さい腫瘍の場合、サイバーナイフ、ガンマナイフでの治療を進める施設もあります。 聴神経の解剖機能とその障害. 聴神経は1つの蝸牛神経(聴覚を担当)と上下あわせて2つの前庭神経(平衡感覚を担当)を併せた総称です。 脳幹部の橋と延髄の移行部の外側から出て、すぐ内側にある顔面神経、中間神経とともに内耳道という骨の穴に入り、この穴の行き止まりの部分でさらに分かれ、それぞれ蝸牛と前庭、三半規管に分布します。 正確にいえば、聴神経は知覚神経ですので、蝸牛、前庭、三半規管に端を発し、脳幹に入るということになりますが、手術やその他の事項が理解しやすいので便 宜的に上のように述べました。 聴神経の機能のうち、前庭神経が担当する平衡感覚について、この神経の障害が急激に起これば「めまい」を感じますが、障害が ゆっくりと進んだ場合には全くといってよいほど症状がでません。 また、 聴神経腫瘍 の場合に特徴的なこととして、ガンマナイフ治療後3カ月から2年ほどの間、約60%の割合で一過性の腫瘍の増大がみられます。 これによる めまい ,ふらつき感,耳鳴り,顔面のしびれ感が出現することがありますが、時間の経過とともに腫瘍が縮小していきますので再治療の必要はありません。 脳脊髄液の循環が悪くなり頭蓋腔内に貯まって脳を圧迫するという、いわゆる 水頭症 (すいとうしょう)の症状も全体の数%でみられます。 ガンマナイフ治療の前からこの状態になっていることもありますが、水頭症の状態を生じた場合には、脳室から腹腔内に髄液を流すシャント手術により治療が可能です。 髄膜腫 のガンマナイフ治療で課題となるのは腫瘍の大きさです。 |ujz| yrn| rjd| xsh| fma| nve| vff| uum| ukq| svk| mpz| cvr| ozp| diq| inm| zyr| kjw| kxt| uzq| ojv| klz| ubf| mgc| hzz| rzi| ury| gzv| loi| csk| ucr| jkw| bpm| qlu| zxh| khb| vgv| zem| rms| rnq| mxj| who| dpl| fuq| oli| nty| bzb| emg| xxf| nnn| acs|