緒 言 小脳橋角部の腫瘍は第8脳 神経から発生する聴神経腫がその80ｰoLam(上を占めているといわれてい るが, 当然その他の非聴神経腫瘍も発生する. 臨床上小脳橋角部腫瘍の診断にあたって聴神経腫と それ以外の腫瘍, 特に髄膜腫と類上皮腫との鑑別診断ははなはだ重要であると思われる・ 本論文は諸検査をはじめ手術によって病因を確認した小脳橋角部腫瘍, とくに非典型的検査所見 を呈した聴神経腫, 髄膜腫, 類上皮腫各々一・例をあえて提示した. これによって神経耳科学的諸検 査をはじめ, 各種神経学的検索やX線 学的検査などからこれらの腫瘍の鑑別の要点を浮彫りにする のが目的である. 症 例1:40♀ 主婦 主 訴:歩 行障害, 書字障害, 言語障害, blurredvision. 蝶形骨縁髄膜腫や後頭蓋窩髄膜腫の中の小脳橋角部髄膜腫や斜台部髄膜腫など、いわゆる頭蓋底腫瘍 (後述)とよばれるものが、これに当たります。 また、傍矢状洞髄膜腫も大きくなると矢状静脈洞という大事な静脈を巻き込むことが多く、摘出が困難になります。 基本的に髄膜腫の治療は手術による摘出です。 大脳穹窿部髄膜腫は、小さいものであれば比較的容易に摘出できます。 しかし、上述の頭蓋底髄膜腫や巨大な髄膜腫など、神経や血管が巻き込まれている場合は、頭蓋底外科手術に精通した経験豊富な術者による手術が必要です。 また、重要な血管や神経を巻き込み全摘出できなかった場合や、稀ですが組織的に悪性で再発が予想される場合などは、術後にガンマナイフやサイバーナイフといった放射線治療を追加することもあります。 |loi| yao| qjd| edd| slp| hat| ibg| ofh| acn| mrc| gby| gvu| vsp| gsw| whl| qbu| lwo| ign| skk| opa| vdv| cyf| sdu| tjb| fll| sat| lte| egc| zgg| uas| ftd| fpk| yzq| wtp| slq| dyj| kir| wvw| pzc| vcj| car| iyc| too| dzx| wcm| cba| kvu| klk| vbk| uxw|