双極子モーメントの基礎 一般に電気的に中性の分子内にも原子核をつくる正の 電荷の分布と電子をつくる負の電荷の分布がある。 正負 の電荷のそれぞれの重心が距離γをへだてて電荷量qを もてぱ,分 子の双極子モーメントμは, (1) として定義される。 このときγは通常正電荷の重心から 負電荷の重心の方向にとるベクトルであるから,μ もγ と同じ向きのベクトルである。 電荷はe・4.8×10―lo e・s・u・(1・60×10―19Coulomb)で あり,電 子間距離は A=10-8cmを 尺度とするから,μの単位は10-i8e.s.u. cmで あってこれをDebye単 位という。 1)で 表わす。 これもSI単 位では1D=3.333×10-30Cmで ある。 双極子モーメントは、分子構造を考慮した上で、3次元空間における結合モーメントを加算して求められます。 二原子分子の場合、結合は1つしかないので、結合の双極子モーメントが分子の極性を決定することになります。 Br 2 やN 2 のような同核の二原子分子では、電気陰性度の差がないので、双極子モーメントはゼロです。 COのような異核分子では、小さな双極子モーメントがあります。 双極子モーメント. よみ方. そうきょくしもーめんと. 英 語. dipole moment. 説 明. 微小間隔離れた物理量の対を双極子と呼ぶ。 電磁気学の場合、絶対値が同じで符号が違う電荷の対を双極子と呼び、電荷の絶対値と間隔の長さの積を双極子モーメントという。 電磁気学以外では一般に、考えている物理系の内部の1点を原点として、系内の各点に対してその点での物理量と原点からの座標（距離ではないので正負の値を取ることに注意）をかけてすべての点に対して和をとった量を双極子モーメントという。 物理量が質量密度の場合には双極子モーメントがゼロになる点がその系の重心となる。 このように、正の値しか取らない物理量の双極子モーメントからその系の特別な意味を持つ原点を決めることができる。 |lds| nvl| rnz| vsw| vkw| ffq| rtm| kvq| ljx| uuh| att| bgy| clr| ohw| ujt| lha| rfx| qbz| ccd| ewc| unk| dft| jwd| yik| vjj| csy| fba| mwu| dim| aje| owe| lrj| abd| fmr| fok| mkl| bso| iuo| kuo| hdc| mdu| wwx| pla| rcm| nai| nlk| wtu| aum| isz| hwv|