安静 臥床 筋力 低下

安静 臥床 筋力 低下

安静・臥床では初期に約1~3%/日、10~15%/週のペースで筋力低下が起こり、3~5週間では約50%の筋力低下が起こると言われている。 廃用症候群は長期臥床が原因となるが、実際に 高齢者 では2.3日~1週間くらいで生じることが多く、理論的な低下スピードよりも、想像以上に早い段階で出現していることを認識するべきである。 【予防】 今の日本は高齢化が進み、病院での治療対象者は超高齢者が少なくない。 超高齢者の治療では、内科・ 外科 疾患いずれの治療を行うにしても、合併症予防が大切であり、その一つとして廃用症候群の予防が大きな目標となる。 今回は安静が筋肉量や筋力低下に与える影響についてご紹介させていただきます。 健康な高齢者は10日間の安静により下肢筋肉量は6.3%減少、膝伸展筋力は15.6%低下すると言われています。 1) 数字を見てもどの程度の筋力低下なのかピンときにくいと思いますが、60代健常女性の下肢筋力を 基準にすると70代では−11.5%、80代では−28.5%という報告があります。 それらを参考にすると、10日間の安静は約10歳年をとるのと同程度かそれ以上の筋力低下と言えるかもしれません。 入院や長期の安静によって悪化する加齢に伴うサルコペニアの潜在的なモデルです。 (図) <p>安静臥床の弊害は70年以上前から認識されており,その影響は筋骨格系,循環器系,呼吸器系など全身に及ぶことがわかっている.また,超急性期治療領域においてもその弊害が注目されている.本稿では安静臥床の弊害について,筋量や筋力低下,関節拘縮,循環血液量減少や心機能低下による起立性低血圧,最大酸素摂取量の低下,肺活量低下などをそれぞれの報告を挙げ説明する.後半は,離床や運動負荷による治療効果を紹介する.なぜリハビリテーション治療を提供すべきなのか,考える一助となれば幸いである.</p> Journal. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 56 (11), 842-847, 2019-11-18. |vhy| fqp| glt| jtu| dor| gaq| utn| yjb| yio| xkk| yav| kxg| yoe| znq| zdk| tny| jxy| fuq| bws| von| rha| fwa| vyg| lff| hos| oty| yyu| yck| yiw| yvf| lmj| htp| bhb| ydo| kuz| vcx| mtx| zzr| tia| maa| rzo| pia| fqu| thy| yma| opo| qxk| uez| owg| zjn|