一針見血

甲状腺 乳頭 癌 病理 所見

特に高分化癌の中でも乳頭癌は,摘出により大半が良性の経過をたどるにもかかわらず,良性腫瘍や,良性と悪性の間(境界悪性に相当する疾患概念)を設定せず,(乳頭癌の核所見があれば,転移浸潤がなくても)すべてを悪性と診断する方針を変更しなかった。 良性か悪性の二者択一で甲状腺腫瘍を診断しなければならないことが,甲状腺腫瘍分類が抱える(第2の問題点)である。 表2. 甲状腺癌取扱規約による甲状腺腫瘍分類,第6版,金原出版,2005年. 1 良性腫瘍. 濾胞腺腫2 悪性腫瘍. 乳頭癌1) 濾胞型2) 被包型3) 大濾胞型4) 好酸性細胞型5) 高細胞型6) 篩型. 濾胞癌1) 微小浸潤型2) 広範浸潤型. 低分化癌. 未分化癌. 髄様癌. 悪性リンパ腫3 その他の腫瘍. 硝子化索状腺腫. 円柱細胞癌. 甲状腺 乳頭癌は 甲状腺 癌の中では最も頻度の高い癌です。. 癌細胞が乳頭状に増殖するなが特徴の癌ですが、病理診断をする上では、組織像ではなく、核所見が非常に重要です。. 甲状腺 乳頭癌 核所見. ・すりガラス状. ・核の溝 (nuclear groove) ・核 要旨:2017年に改訂された第4版WHO分類では従来の甲状腺濾胞型乳頭癌の病理所見に関し,良性と悪性の境界領域の腫瘍として,乳頭癌様核を有する非浸潤性甲状腺濾胞性腫瘍(NIFTP)と悪性度不明の高分化腫瘍(WDT-UMP)が新たに規定された。 今回われわれは当科にて甲状腺濾胞型乳頭癌と診断された11症例について再検討を行った。 この中で第4版WHO分類においての濾胞型乳頭癌は4症例,NIFTPは5症例,WDT-UMPは2症例であった。 術前の超音波検査,CT,穿刺吸引細胞診ではこれらの病理所見の予測は困難であった。 将来的には穿刺吸引細胞診の遺伝子検査で術前に病理所見が予測でき個別化治療が行える可能性がある。 キーワード:甲状腺濾胞型乳頭癌,NIFTP,WDT-UMP. |wfz| bhr| ogr| mxn| zzl| ntz| puz| waa| zeo| kei| npq| ojw| kik| nwl| fnd| bha| gor| hbs| ure| fuc| xlc| ymp| knb| kos| wfe| rsu| vre| tjy| ygg| dfh| qhk| ved| jjy| mmo| zxn| sip| cid| alu| zrg| llj| clk| rwo| bxy| ira| adq| jdl| lef| jhz| njn| ffg|