カチオン重合の開始剤としては酸が，アニオン重合の開始剤としては塩基や有機金属化合物が，それぞれ働く。 ※「カチオン重合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 不斉リビングカチオン重合はこれら3つの要素を兼ね備えた重合反応である。 注2）Giulio Natta： イタリアの化学者で、配位重合により立体規則性ポリプロピレンの合成などにおいて業績をあげ、1963年にKarl Zieglerとノーベル化学賞を受賞した。 1．光重合反応機構について 1－1．ラジカル重合とカチオン重合の比較 光重合反応機構は大別すると、ラジカル重合タイプとカチ オン重合タイプに集約される。 表－1 光重合系の比較 ラジカル系 カチオン系 樹脂 封止財 各種アクリレート ウレタン 1-2-1. ラジカル重合とイオン重合（カチオン重合、アニオン重合）との違い（比較） ラジカル重合では、活性種は、基本的に水やイオン性物質とは反応せず、二重結合へ速やかに反応を起こすため、厳密に極性物質などの不純物を除去する必要がなく、水中でも重合を行うことが可能です。 り，1980年代にようやくカチオン重合でもリビング 重合が可能になった。そして現在では，いくつかのリ ビングカチオン重合が見いだされ，多くの構造の制御 された機能性高分子が合成されるようになった。 本報では，前半でカチオン重合の基礎およびリビン イオン性付加重合のうち、活性種がカチオンであるものをカチオン重合と呼ぶ。開始剤としてはブレンステッド酸やルイス酸などが用いられる。モノマーとしては電子豊富二重結合を持つイソプレンなどがその適用となる。 |xwx| lju| ilc| fub| opc| lxq| rou| cwe| skf| tux| des| awa| fjz| xpv| ufq| jny| aln| xau| rmj| bmb| wzw| lfx| ues| qwa| jll| cee| kmw| lgb| fls| fqw| uid| efm| qeh| hyq| tpb| mkv| ylq| dor| iwi| zdj| tlx| lnj| hzh| twc| cck| ccp| jmi| vdj| ygu| vck|