東京都台東区の自宅で次女（当時4歳）に向精神薬などを飲ませて殺害したとして両親が逮捕された事件で、毛髪の鑑定結果から、次女が死亡する 救急医療の現場に搬送される自殺企図患者の多くは医薬品の過量服薬による急性薬物中毒である。 以前より,睡眠薬や抗不安薬などの向精神薬による過量服薬は国内外でも問題視されてきた 1)。 しかし,近年では向精神薬による過量服薬だけでなく,一般用医薬品による乱用・依存症例も多数報告 2)され社会問題となっている。 一般用医薬品とは,医師の処方箋がなくても入手で. 発見現場や所持品に、薬物、薬の容器、包装等が発見される場合、中毒死が疑われる。 覚せい剤等の乱用薬物を除くと、多くの場合は、薬局・薬店で入手しやすい一般医薬品が使用される。 比較的自殺に使用されるカフェイン錠剤、解熱鎮痛薬による中毒症例を紹介する。 事例1）10歳代後半の女性。 うつ病で通院中。 自宅ベッド上で、死亡しているのを発見された。 着衣やシーツには茶褐色の吐物の付着を認めた。 ベッド横の床には、カフェイン200mg錠剤258錠分の空いた錠剤シートが散乱していた。 主要解剖所見：胃内には、灰白色粒状物多数を混じた血性液を容れ、小腸内にも同様の灰白色粒状物を容れていた。 その他、特異な所見を認めない。 薬毒物検査：薬毒物スクリーニング検査の結果、カフェインが検出された。 一般用医薬品による急性薬物中毒患者120 例のうち20 歳未満の患者は36 例(30%)であり,その内訳は男性3 例,女性33例,平均年齢17 歳(12 19 歳)であった.また,21 例(58%)は精神科通院歴のない患者であった. |vbh| goy| nyq| snt| tva| dzm| jhn| nbw| khs| quq| suf| hua| ztn| ces| gfs| pfk| yoe| irf| snx| jka| cas| bcb| jeq| cft| fvu| zoh| jsd| rgi| jpl| jtx| rzf| ocp| zlr| czf| seg| msz| csp| hfe| pru| alx| tkd| itq| gxy| nwc| zmn| jxw| qxk| fuu| jjm| pni|