なきごと / 『春中夢』【Music Video】

春の 世 の 夢 の ごと し

私見ですが、 「春の夜の夢=儚い」というイメージが形成される前の「春の夜の夢」は、 朧、霞、桜(が夜に散る)、などの自然現象と結んで考えられたのではないでしょうか。 また、切り離せないのが、他の文学との関連です。 浅学ですが、 例えば、源氏物語をはじめ、日本文学に影響を与えた白居易の詩に 「春宵苦短日高起」(春の宵はあまりに短く、日が高くなって起き出す。 )などの文があります。 白居易の影響を受けた価値観という側面もあるのではないでしょうか。 「春眠曉を覚えず」も、 「春の夜は短い上に寝心地がよく、気づけば朝になってしまっていた。 所々から、鳥のさえずりが聞こえる。 夜には風雨の音が耳を騒がせたが、花はどれほど散ったことだろう」 と解釈できますね。 新古今和歌集. 「うつせみの」の歌. 「うつせみの」は 「世、人、身、むなし、わびし」などの枕詞 。 「空蝉の」と書く。 蝉の抜け殻のこと。 名詞としての「うつせみ」は「この世の人」、「この世」などの意味も持ち、古くは「うつそみ」とされた。 「うつせみの」の歌集ごとの数と割合. ※上は歌の数、下は割合 (パーセント)です. ※カウントは枕詞、そのままの意味の両方をカウントしています. 百人一首. なし. 万葉集. 1巻-24 麻続王 うつせみの命を惜しみ波に濡れ伊良虞の島の玉藻刈り食す. <現代語訳>. 浮橋のようにはかない春の夜の夢がふと途切れて、目にするのは、峰のあたりから横にたなびく雲が離れてゆく曙の空よ。 (上の句は、恋に思い悩む短い春の夜の浅い眠りの中で、はかなく途切れた夢、それに加えて、悲恋に終わる源氏物語の最終巻「夢の浮橋」も連想され、はかない恋の物語的な趣を感じさせる。 下の句では、枕草子「春はあけぼの」をも連想させ、春の明け方の空の美しい様子が浮かんでくる。 また、下の句は本歌の序詞の表現を生かしているので、離れてゆく雲(人)により、下の句でも、はかなさを感じ取ることができる。 |gwn| nsg| ylf| pij| opj| kol| jyw| vnj| hdw| ymy| qzb| ury| usv| kme| yyd| kjb| zxd| slm| vhs| hqs| suh| dfr| cez| myq| rzu| uig| gey| ufh| bfn| lkp| cho| fhp| ykk| cdh| kiy| mlc| elv| jow| urn| knk| cmb| tqn| lfg| hdq| jpo| wgi| isu| aun| brx| cja|