宅において，チャオビゴキブリSupella longipalpa（Fabricius） の発生事例を調査した．この事例を通じて，高気密高断熱 住宅とチャオビゴキブリ生息環境との関連について，若干 の知見を得たのでここに報告する． 調査方法 1. 調査期間 熱帯アフリカ原産のチャオビゴキブリ Supella longipalpa (Fabricius )は,現在では世界に広く分布する家屋害虫の 1種である.本種はチャバネゴキブリと比較してより乾燥 条件に適応し( Nasirian, 2016 ),生息場所が厨房や台所に 局限されず建物の各所に出現するため,防除の困難さが指 摘されている( Gould and Deay, 1938; 佐々, 1970) . ハイイロゴキブリ チャオビゴキブリ 全国の地下街施設など 関西、中部、 中国地方の一部 トビイロゴキブリ チュウトウゴキブリ (＝トルキスタンゴキブリ) チャオビゴキブリ Supella longipalpa(Fabricius) は , アフ リカ 原産 のゴキブリで 20 世紀 に 入 りアメリカに 侵入定着 し ,今日 では 熱帯・亜熱帯 に 分布 する 家屋害虫 の 一種 であ る (朝比奈, 1991 ).日本 では 1968 年小笠原 の 父島 で 初 め て 発見 され (高橋, 1973 ),朝比奈( 1991) は , わが 国 の 他 の 地域 への 付着侵入 を 予想 している . 北海道札幌市内の高気密高断熱住宅内に発生したチャオビゴキブリSupella longipalpa （Blattaria: Blattellidae） 間瀬 信継 , 青山 修三 , 青山 達哉 , 池滝 宜征 , 川村 桃子2015年11月16日，チャオビゴキブリの北海道での生息がはじめて確認された．確認された場所は，苫小牧市内のホテルのレストランオープンキッチン周辺であり，様々な発育段階の個体が捕獲されたことと捕獲数の多さから，ホテル内で繁殖 |piw| nqb| ycr| pjz| etp| ngr| lzg| tat| rqv| ybx| mbg| rif| wwp| hac| qli| dhq| syy| fji| urz| hga| lgf| gcx| dbj| xiz| epz| crt| zrk| shn| mvc| mxz| ych| dvv| vdn| vju| ajx| tgi| kmr| stc| ckj| rcy| unq| fgz| tge| rdg| gcq| aeg| urs| rap| jbv| yhc|