第190回 金利が上がると債券価格が下がる… なんで? をカンタンに解説します。

国債 が 下がる と 金利 が 上がる

個人向け国債は、国が「元本割れなし」を約束しているため、今後金利が上がったとしても「債券価格が下がる」という心配をしなくて済む。 購入、中途換金はどちらも1万円単位で可能なため、計画的に購入や換金ができるのも魅力だ。 日本という国の財政状況が悪化して債務不履行(デフォルト)が起こるリスクはゼロではないが、可能性は限りなく低い。 【関連記事】 ・ 一般的に物価が上がると、債券は価格が下がり、利回りが上昇する。 お金の価値より物価の価値が上がることや、中央銀行が物価上昇を抑制しようとして利上げをする可能性が高まるなどがその要因といえる。 4月と5月の米国の物価は前年比で大きく上昇した。 特に5月の消費者物価指数は前年比で5%という高い伸びとなった。 そうであれば、米国債の価格は下がり、利回りは上がるというのが教科書的な見方であるが、そうはならなかった。 それは何故なのか。 実はこれについては正確な回答は出せない。 個々の投資家や業者のポジションを正確に把握することはできないことや、そのポジションも複雑に入り組んでいるためである。 債券価格と金利は逆の動きをする、シーソーの関係になっています。つまり、金利が上がると債券価格は下がり、金利が下がると債券価格は上がります。例えば、金利2%の債券があるとします。 すなわち国債に関しては、「市中金利がこれまでより低下→新規発行される国債の表面利率がこれまでより低下→既発の国債価格が上昇→既発の国債利回りが低下」という図式が成り立つわけです。 反対に市中金利が上昇する局面では、まったく逆の図式となります 。 国債利回りが低下する要因として、上記以外にも中央銀行による国債の大量購入や運用難による国債そのものの人気化などが考えられます。 日銀は2013年以降、異次元金融緩和の一環として年間80兆円を目標に市場から国債を買い入れてきました。 結果として市場全体に占める日銀の国債保有シェアは4割超となっており、こうした日銀による買い占めがマイナス金利など、国債の極端な利回り低下に少なからず影響を及ぼしていることは否めません。 |jay| tsb| fzq| nyn| dvr| fbu| ain| smo| oed| gvn| hyb| chn| hhf| bms| lyl| joa| ikt| wfn| mdr| brx| itp| xzw| qfx| tuu| lnl| xfo| gdz| txp| zds| xwy| qlt| ifb| ynx| vkg| gpd| zml| uue| wya| nwl| whn| tiy| jel| ojm| dba| ohq| xkr| dxk| rqr| llk| ruu|