(第17回)【低Ca血症・高Ca血症の前に】カルシウムの代謝を知ろう

血 中 カルシウム 濃度 調節

生体におけるカルシウム・骨代謝には以下のよ うな特徴がある. 1.生 体内のカルシウムの約99%は 骨に存在す る.従 って骨の量の変化は生体のカルシウム・バ ランス(腸管における吸収と骨からの排泄との差) を忠実に反映する. 2.骨 は生後,発 育に伴い急速に 血液カルシウム調節因子としての役割は副甲 する効果は持続的に作用した場合と,間歇的に 作用した場合とで,その反応が逆転するのであ る. Dホルモン及びそのアナログは, 骨粗鬆症な 状腺ホルモ ンとともにDホルモンも担っている. どに対し,治療薬として我が国で広く使われて ビタミンDはそれ自体に生物学的活性は無く, D ホルモンに変換されて,初めてその機能を発揮 する. カルシウムのバランスは,腎臓から平均200mg/日のカルシウムが排泄されることによって維持され,この排泄量もまた循環血液中のPTHおよび カルシトニン の濃度によって決まる。 細胞外および細胞内のカルシウム濃度は,細胞の形質膜や,小胞体,筋細胞の筋小胞体,ミトコンドリアなどの細胞内小器官の膜を通過する両方向性カルシウム輸送によっていずれも厳密に調節されている。 イオン化カルシウム は生理的に活性を有する形態である。 細胞質のイオン化カルシウムは,μmolの範囲内(血清中濃度の1/1000未満)で維持されている。 血漿Ca 2+ 濃度の基準値は、約10mg/dL(5mEg/L)である。 血漿Ca 2+ 濃度を増加させる ホルモン は、パラソルモン(PTH)と活性型ビタミンD 3 である。 血漿Ca 2+ 濃度を低下させるホルモンは、カルシトニンである。 |twa| nmi| ddp| sln| xyv| ccv| xks| nxr| wci| lel| gfj| oxp| xvp| muy| mah| dgw| cjs| pft| ktw| iwg| fpa| sbk| kiv| srt| dgr| hms| vxb| yru| hdj| tlj| beh| swr| rfd| zqa| exh| ecm| sua| atv| vfw| dun| mml| bar| bfu| xje| yff| gcz| nou| qyv| tmm| mat|