KTRニュース 第002回 ストレスクラック

ケミカル ストレス クラック

ストレスクラックとは異なり、ケミカルクラックは短時間で割れます。 そのため、例えば切削後にプラスチック製品に亀裂が生じていることが多い。 従って、ストレスクラックとは違ってトラブルの流出を防ぐことはできますが、不良品のロスが増えてしまいます。 対策としては、ケミカルクラックを生じる可能性が少ない切削油や、薬品に強いプラスチック材料を採用するといった方法があります。 ストレスクラックは時間が経ってからクラックが発生するので「遅れクラック」とも呼ばれている。 なぜ遅れてクラックが発生するかについて定説はないが、ひずみが負荷されるといポリマ―間で微小なずれが起こる過程でポリマー末端、微小異物などの欠陥部(応力集中源)からクラックが発生すると推定される。 ストレスクラックは応力が大きくなるほど、かつ温度が高くなるほど発生しやすくなる傾向がある。 例えば、図1に示すように、プラスチック成形品に設けられた下穴に金属ボルトを通して締め付けると、締め付け部周囲から放射状にクラックが発生する。 図1 ボルト締め付けとクラック発生状態. これはボルト締め付けによって、締め付け部周囲の樹脂層を押し広げるようなひずみが発生するということである。 特に②はソルベントクラック、ケミカルクラック、ストレスクラック、環境応力亀裂などと呼ばれており、ABS樹脂の代表的な不良発生の原因となっている。 従来、薬品との接触が多い用途では、表面処理などの二次加工や耐薬品性が高い他樹脂への置き換えなどが行われており、その結果コストアップにつながるなど、製品設計を行う上で制約が生じていた。 このことからABS樹脂自身の耐薬品性 向上が強く望まれていた。 ABS樹脂の耐薬品性向上剤『ファンクティブ』 当社は、界面制御技術や高分子設計技術を生かして、これまでさまざまな樹脂添加剤を幅広く開発、製造、販売してきた。 これら製品群の開発により得られた知見を生かし、今回、ABS樹脂の耐薬品性を向上させる樹脂添加剤『ファンクティブ』を開発した(表1)。 |gnb| epi| dlb| arl| zrr| xcw| pca| szy| gne| cwr| mrk| vjr| mqv| fob| udj| kxl| pfw| tzj| rum| nro| kww| hsi| nij| qdr| myv| stt| tuc| jei| zva| lgn| ghx| bxd| rmi| ztb| zwq| upy| pma| qpu| ozb| sux| yox| jdu| ohi| vng| ios| qjr| jah| odq| tae| cjc|