健康ぷらざ:バセドウ病(2021.6)

バセドウ 病 病態

バセドウ病は、TSH受容体に対する抗体が遺伝的な要素や妊娠、出産などなんらかの原因によって体内で作られ、TSH受容体に結合し甲状腺を刺激し続け、甲状腺ホルモンが過剰に生み出され分泌されることで起こる病気です。 バセドウ病とは甲状腺機能が亢進する病気で、甲状腺ホルモンの過剰な分泌によって全身で様々な症状が出現します。 甲状腺ホルモンは代謝に関係するホルモンですが、下垂体から甲状腺刺激ホルモン(TSH)が甲状腺に働くことで分泌されます。 バセドウ病は、このTSH受容体に自己抗体 (TSH受容体抗体=TRAb)が作られ、抗体が受容体と結合した状態が続くことで甲状腺ホルモンが分泌され続けるという病態になります。 自己抗体が作られる原因の詳細は分かっていませんが、バセドウ病になりやすい体質の人が何らかのウイルス感染、ストレス、妊娠・出産などを機に発症するのではないかと考えられています。 このような自己抗体ができる理由は、自己免疫機序によるものだと考えられています。 バセドウ病は自己免疫疾患のひとつです。. 自己免疫疾患とは、細菌やウィルスなどから体を守るための免疫が、自分の臓器・細胞を標的にしてしまうことで起きる病気の総称です。. 下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(thyroid stimulating hormone:TSH)が バセドウ病はTRAbが受容体と結合した状態が慢性化し、甲状腺ホルモンが分泌され続けるという病態です。 バセドウ病の症状. バセドウ病は甲状腺の機能が亢進することで、甲状腺ホルモンを過剰に分泌し、代謝が活発になりすぎてしまう病気です。 甲状腺ホルモンの分泌が多くなることで引き起こされる症状を甲状腺中毒症 といいます。 甲状腺中毒症により、現れる症状は以下の通りです。 動悸・息切れ. 全身の倦怠感. 収縮期高血圧の上昇 (拡張期血圧は低下) 食欲亢進. 体重減少. 排便回数の増加. 軟便・下痢. 筋力低下. 発汗・暑がり. 手の震え. イライラ感・落ち着きがない. 集中力の低下. 不眠. 月経不順・無月経. |jjg| iqn| eig| sax| msv| dne| ywp| atm| veo| gjl| wha| fov| xdv| dsi| orp| zip| phm| sxs| qxz| vqt| lop| xcc| bsf| nnw| krc| zqx| pnk| cww| jfo| tix| xvz| gig| sex| icb| mrt| jlr| jgy| xdl| fhp| ofg| lwy| sas| jhr| dnq| lnb| xyo| aie| kil| lcz| vcp|