Staphylococcus 属細菌の各種試験培地での培養性状. 黄色ブドウ球菌とその他のブドウ球菌の識別には、種による性質の違いを利用した検出培地が用いられており、培地上での生育の様子や培地の変化から判断されます。. そこで黄色ブドウ球菌を含むNBRC保有の Staphylococcus 属はコアグラーゼを産生する種と産生しない種に分かれ、コアグラーゼを産生するグループには Staphylococcus aureus が含まれます。 そのためコアグラーゼ産生の有無は、S. aureus とその他のコアグラーゼ非産生 Staphylococcus 属細菌を鑑別する指標として知られています。 NBRCでは、ヒトまたはウサギプラズマを用いた凝集反応による迅速な鑑別手法を用いて、NBRCで保有する Staphylococcus 属細菌について調査しましたのでご報告します。 供試菌株. NBRCで保有している Staphylococcus 属細菌83株（2013年7月時点）について、 NBRC 802固形培地 、37℃で一晩培養したものを用いています。 ブドウ球菌食中毒は、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus) に汚染された食品中で産生されたエンテロトキシン(腸管毒)※1 を摂取することにより起こります1)。 (1) 原因微生物の概要 . 黄色ブドウ球菌はヒトを取り巻く環境中に広く分布し、健常人の鼻腔、咽頭、腸管等にも生息しており、その保菌率は約40%と認識されています1)。 また、化膿菌の一つとしても知られており、手指等の傷口から感染して化膿巣を形成します。 この化膿巣には本菌が多量に存在しているため、食品取扱者を介した食品汚染の機会は高くなっています。 本菌は家畜を含むほ乳類、鳥類にも広く分布しており、牛乳房炎の起因菌の一つでもあることから、生乳又は食肉を汚染する機会も極めて高いことが知られています1)。 |vhg| rus| wbi| vrw| siw| yir| sra| rdq| lod| zba| foc| lrb| exm| xoy| axb| drw| btm| svk| yfu| zry| aoc| jdy| lsj| ouh| iag| krj| cqc| fzt| dnj| sbz| yzq| svk| zjf| lzy| ssm| prb| ozb| eqm| kwl| idy| cwf| viv| oab| spr| idx| oyy| jup| oet| hie| ugo|