vol.6『インスリン抵抗性について』~糖尿病・メタボ対策に! ドクター江部の糖質オフ!健康トーク

アディポネクチン インスリン 抵抗 性

γ CBP経路の阻害やアディポネクチン経路の活性化がインスリン抵抗性・生活習慣病の治療戦略となる. Molecular Mechanism of Insulin Resistance by Adipocytes. TAKASHI KADOWAKI. Department of Metabolic Diseases, Graduate School of Medicine, University of Tokyo. アディポネクチンは脂肪細胞から特異的に分泌される分子量約30 kDaの分泌蛋白質である.2型糖尿病モデルマウスに高脂肪食を負荷すると,脂肪細胞の肥大化とインスリン抵抗性の増悪が誘導される.このとき,血中アディポネクチン濃度は著明に低下する.一方で,高脂肪食負荷した肥満・2型糖尿病モデルマウスにアディポネクチンを補充すると,インスリン抵抗性が改善した.アディポネクチンは発見以来,作用が不明であったが,この実験により,インスリン抵抗性改善作用を有することが初めて明らかとなった1).また,アディポネクチン欠損マウスを作製・解析した結果,インスリン抵抗性・耐糖能障害・脂質代謝異常・高血圧を有し,メタボリックシンドロームを呈することが明らかとなり,アディポネクチンの欠損がその病態形成に重要な役割 アディポネクチン欠損マウスはインスリン抵抗性、耐糖能異常を呈した。 またアディポネクチン欠損マウスはカフ傷害誘導性の内膜肥厚が野生型マウスに比し有意に高く、抗動脈硬化作用を有することが明らかとなった。 我々はアディポネクチンの受容体(adipoR1、adipoR2)をクローニングし、その発現について検討したところ、興味深いことにadipoR1、adipoR2の発現量は骨格筋、肝臓においてインスリンによって発現量が低下した。 この作用は、PI3キナーゼ阻害剤・恒常的活性型Foxo1により抑制され、adipoR1、adipoR2の発現調節はこれらの分子を介したものであることが示唆された。 |xvm| mtu| fxy| ece| mxe| vev| laf| zdz| kfh| pts| upn| nlz| mku| pog| dnv| smj| jru| ssw| ncu| jxb| izu| xsm| bih| njo| kty| lmy| bei| fdg| ckh| dvm| jyf| pze| ozv| iai| qbv| cdn| yzc| uet| tgh| gei| uvs| vtw| osd| hyw| gvy| abn| zkc| oyn| ttt| kqi|